お食い初め

赤ちゃんの成長の第一歩
赤ちゃんが一日一日成長していく様子を見られるのは、とても微笑ましいことです。
そして、3カ月を過ぎる頃になると、歯が生え始めてきてミルクから離乳食へと移行し始めます。
この時期に行われるのが、お食い初めという習慣です。
赤ちゃんの成長をしるし付ける大事な時となります。
お食い初めは、母乳だけでなく普通の食事を食べられるようになることを祝い行うものです。
また、子どもがこれからずっと食べ物に困らないようにという祈願をする目的もあり、日本古来の伝統儀式です。
ですから、この習慣についての伝統や知識を知って、子どものためにきちんとした仕方で祝うのはとても大事でしょう。
もちろん、地域ごとに違った習慣がありますので、それぞれの地方のやり方を学ぶのも必要になります。
通常は生まれてから100日目に行う
お食い初めは通常、生まれてから100日目という切りの良い日に行います。
しかし、この日ではなくては意味がないというきっちりしたものではありませんので、それぞれの都合に合わせて行うのが良いでしょう。
生まれてから3カ月が過ぎたくらいから、家族が集まりやすい日を選ぶことができます。
お食い初めの儀式には、ある程度決まった習慣がありますので、是非ともこれらを守りたいものです。
用意する食べ物は、基本的に一汁三菜となっていて、赤飯にすまし汁、尾頭付きの鯛、香の物、煮物が一般的です。
そして、使う食器は足つきの御膳形式で、漆器となり、男の子は黒色、女の子は赤色の食器となります。
初めての食卓ということもあり、新品のものを用意するのが最善で、子供用の小さなセットが通常用いられます。
お食い初め専用の一揃いが販売されていますので、その中から選ぶのも良いでしょう。
お食い初めの日に、この食器と料理を用意し、子どもの前に並べます。
もちろん、まだこうした料理を食べるのには早いので、食べさせる真似をするだけです。
食べる順番にも決まりがあって、基本はご飯とお汁、ご飯と鯛、ご飯とお汁という順に箸を付けます。
参考サイト:豆知識プレス お食い初め
親族などにはお食い初めのお知らせを
お食い初めは、両親と祖父母などが集まって行うことが多いですが、その場に出席できなかった親族にも、その様子を知らせることができます。
写真付きのハガキなど簡素なものでも大丈夫ですので、知らせを送ることで子どもの成長を見てもらうことができます。
また、こうした機会に親族への感謝を示すこともできますので、面倒臭がらずに行うようにしましょう。
また、親族でお食い初めをする子どもがいるなら、連絡をして子どもの成長の様子を聞いてあげるなどして、関心を示すというのも親族の絆を強めるものともなり、子どもの成長を一緒に見守ることができます。