出産祝い
家族であれ友人であれ、新たな命が誕生するというのは、とても喜ばしいことで、ぜひともその喜びを両親と一緒に共有したいものです。
また、両親はこれから子どもを育てていかなくてはなりませんから、いろいろ出費もあり責任が重くなります。
そうしたことを考えて、家族や友人の家庭で子どもが産まれた時に、出産祝いを贈るという習慣があります。
定まったマナーや慣習があるわけではありませんが、気持ち良くお祝いができるように、ある程度の一般的な習わしを知っていると良いでしょう。
いつどのような形で贈るか
子どもが産まれたということを聞いてから、どのタイミングで出産祝いを贈るかということに関しては、明確な決まり事はありません。
しかし、直接会って手渡したいのであれば、あまり早いタイミングで贈るのは避けた方が良いでしょう。
もちろん、近い家族や友人で、定期的に交流があるのであれば別ですが、出産直後は母親が出産の疲れが出ていますし、父親も出産のために仕事を調整してきたしわ寄せが来ているなどで忙しいものです。
そのため、少し期間を空けて、一ヶ月くらいしてから贈るのが親切でしょう。
逆にあまり時間が経ってから贈ってしまうと、相手がお祝い返しをするのが大変になりますし、お祝いを忘れていたかのような印象を与える可能性もありますので、タイミングを見計らうのが肝心です。
出産祝いとしてどんなものを贈れば良いかというのも悩みどころです。
両親の好みや生活スタイルをある程度把握しているなら、子ども用品などを選んでプレゼントするのも良いでしょう。
または、現金や商品券を包んで贈るというのも多く、両親が必要なものを購入できるというメリットがあります。
また、一人で贈るのも良いですが、親族や友人など何人かでお金を出し合って、少し値の張る子ども用品をプレゼントするのも良いでしょう。
その際には、他のものとかぶらないように、負担をかけない仕方で両親にあらかじめ希望を聞いておくのも手です。
病院に行く際の注意点
生まれたての赤ちゃんを見ると同時に、出産祝いを手渡したいと考えているなら、病院訪問に関する注意事項を覚えておきましょう。
病院を訪れる際には清潔に気をつけて、入室する前には手を洗うなどの配慮を示しましょう。
出産後で母体も疲れていますし、新生児は免疫が弱く病気を拾いやすいからです。
また、たくさんの訪問客がありますし、疲れが残っていますので、あまり長居せず短めに切り上げるのが親切と言えます。
また、病室にご家族がいるようなら、挨拶をお祝いの言葉を忘れないようにしましょう。
両親にとっても周りにとってもうれしい時ですので、爽やかな気持ちでお祝いをしたいものです。