父親への尊敬と感謝の気持ちを伝える日「父の日」
父の日とは
父の日は、毎日家族のために一生懸命働く父親に感謝の気持ちを表す日です。
アメリカでは、感謝のしるしとして父の日には父親に白いバラを贈ります。
日本では、プレゼントやメッセージカードを贈るという子供が多いかもしれません。
また、現在日本には「日本ファーザーズ協会」という団体があり、毎年の父の日にいろいろなイベントを催しているようです。
毎年、有名人のベストファーザーを発表するのもこちらの団体になります。
父の日の歴史を見てみよう
では、父の日の歴史をご紹介しましょう。
このように、今は色々なイベントで盛り上がる父の日ですが、昔はどうだったのでしょうか。
1910年に「父の日」は、アメリカのワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット夫人が始めたのが最初でした。
彼女は幼いころに母を亡くしていましたので、父によって男手一つで育てられたのです。
そんな父親に感謝の気持ちを表したいと思ったのがきっかけでした。
それに、その当時もうすでにあった「母の日」に対抗したのかもしれません。
ドッド夫人は、最初の父の日と言われた日に、父親に感謝するパーティ―を開きました。
その日が現在の父の日になったということです。
ドッド夫人はパーティーの後、もうすでに亡くなっていた父の墓に白いバラを贈りました。
そのことから、アメリカでは白いバラを父親に贈るという風習になったのです。
日本はアメリカよりも24年遅れて、1955年に父の日が始まりました。
現在も父の日は続いていますが、母の日と比べると地味なのかもしれません。
現代での過ごし方どんな感じ?
日本では6月の第3日曜日が父の日です。
まだ、あまり知られていないのですが、日本ファーザーズ協会では、父の日には黄色いバラを贈ることを推奨しています。
その理由について、ご説明しましょう。
黄色は古来のイギリスで、身を守る色と言われています。
こういった古くからの考えが、アメリカに伝わり、「幸福の黄色いリボン」が生まれたのです。
「黄色いリボン」は、愛する人が無事で帰ってくることを願う幸せの象徴とされています。
このような考え方にあやかって、日本ファーザーズ協会は父の日のシンボルとして、黄色いバラを推奨しているのですが、残念ながら、母の日のカーネーションほど、知られていません。
現在の日本での父の日の過ごし方は、父親にプレセントする、一緒に食事に行く、旅行に行くなど、その家庭によりそれぞれの過ごし方があります。
子供がまだ、園児や小学生くらいですと、園や学校で描いた父親の絵や感謝の気持ちを書いた作文などを渡すという家庭もあるでしょう。
また、面白いところでは、子供が肩たたき券などを作って、父親に肩たたきをするという家庭もあるなど、なかなか微笑ましいものです。