寿司
1 min read寿司の定義とは?
日本の食文化を代表するものと言えば、やはり寿司をイメージする人は多いでしょう。
SUSHIとして世界的な日本食ブームの火付け役にもなり、全世界にはなんと15万店以上の寿司店が存在しています。
そもそも寿司とは、シャリと呼ばれるすし飯の上にネタと呼ばれる魚が乗った和食のことだと定義されています。
従来は生の魚がネタになることが主流でしたが、現在では寿司もアレンジの幅が広くなり、魚以外に肉や卵がネタとなっているものや、海外ではカリフォルニアロールと呼ばれる巻物なども人気があります。
日本の食文化においても、寿司にはたくさんの種類があります。
一般的な握り寿司をはじめとして、巻き寿司やちらし寿司、いなり寿司や手巻き寿司などもすべて寿司に分類されます。
寿司の歴史は日本文化の歴史
寿司の歴史は、日本文化と1,000年以上の長い関わりがあります。
日本の食文化を代表するものなので、起源は日本だと考える人はとても多いのですが、実際には東南アジアが発祥です。
東南アジアでは、山岳民族が魚を保存するための策として発酵食品を作り出し、それが現在の寿司の起源となっています。
日本へ寿司が伝来したのは奈良時代までさかのぼります。
当時は発酵された状態の寿司が貢物として献上されており、とても高級な食べ物だったのです。
それが鎌倉時代に入ってから、残り物の魚を長期保存する手段として寿司という手段が使われるようになりました。
寿司が現在のような形やスタイルとなったのは、江戸時代に入ってからのことです。
江戸時代中期に町人文化が発展すると、魚を発酵させずにシャリの上にのせていただく早寿司というスタイルが確立されました。
そして江戸後期になってからは握り寿司が誕生し、おにぎり程度の大きさの寿司を切り分けて食べるというスタイルが確立されていったのです。
寿司屋で提供される「1皿に2貫」のスタイルは、この江戸後期から始まったものだと考えられています。
寿司を食べる際にはどんなマナーがある?
寿司を食べる際には、いくつかのマナーに注意したいものです。
1つ目は、寿司は箸を使わずに手でいただくという点です。
箸を使っていただく人が大半かもしれませんが、正式なマナーとしては手づかみが正解です。
2つ目のマナーは、職人さんと会話を楽しむという点です。
回るタイプのお寿司屋さんでは難しいですし、カウンターに座って職人さんに話しかけることはハードルが高いと感じるかもしれません。
しかし、会話を楽しみながら好きなネタや苦手なネタを伝えることもでき、食事タイムをより充実させることができます。
3つ目のマナーは、握り寿司は1口でいただくという点です。
回らない寿司屋では子供向けにサイズを小さくするなど工夫してくれているので、ぜひ大きな口を開けて1口でいただきましょう。