通夜

通夜

故人にお別れを告げる機会

通夜は、誰かが亡くなって葬儀を行う前の夜に、家族や親族、親しい友人などが集まって、故人とともに夜を過ごすことを指します。
故人と夜を過ごすことで最後の別れを告げるとともに、残された家族と悲しみを共有する機会ともなります。

日本では当然仏教的な考えのもと通夜を行いますが、世界の様々なところでも、それぞれの宗教色を持つ通夜のような習慣があります。
たいていの地域では、誰かが亡くなった夜に死者とともに夜を過ごし、霊を送る、または死者に悪い霊が入ってこないように守るといった理由で行っています。

日本の通夜もやはり同じような由来があり、死者の周りを家族などで囲んで、遺体を守るという意味合いがあったとされています。
もちろん、今ではそのような考えは薄れ、故人へのお別れや家族へのお悔やみをする機会となっています。

通夜のタイミング

通夜は基本的には葬儀、もしくは火葬の日の前日に行うものです。
そのため、亡くなった次の日の夜に行われることが多くなります。
というのも、日本では法律上、亡くなってから24時間は火葬してはいけないことになっていますので、一日待つ必要があるからです。

本来であれば通夜は一晩中行われるものですが、現在では様々な事情から、夜の10時くらいには終わる半通夜が一般的です。
始まりは午後の6時くらいからが多い傾向にあります。
もちろん、この時間帯についても地方差が大きく、中には暗くなり始める頃に始めて、明け方まで食事やお酒を振る舞って通夜を行うというところもあります。

通夜では、家族や友人などが集まってから僧侶が入って来て読経をします。
その後、焼香を捧げ僧侶が帰ると式が終わりとなり、通夜振る舞いが振る舞われます。
通夜振る舞いでは、お弁当やお酒、様々な料理などが出されることもあり、地域によって違いが見られます。

通夜に出席する際のマナー

通夜に行く場合には、時間になるべく遅れないようにしましょう。
そして、服装は、男性は黒やダークグレーのスーツに白のワイシャツ、黒無地のネクタイとなります。
女性の場合も、やはり黒で服をまとめるようにして、パールなどのアクセサリーを一点付けていきます。

通常は会場となる場所の入り口に受付が設けられていますので、記帳して香典を渡し、一礼して挨拶を行います。
会場では大きな声で話すのは避け、あいさつも控えめにするのがマナーとなっています。
通夜振る舞いに関しては地方ごとに習慣が異なり、静かにいただくことを良しとするところもあれば、逆に賑やかにするのが良いとされているところもあります。

故人を悼む気持ちと残された家族を慰める機会になる通夜ですので、しっかりとマナーを守り、周りの人への気遣いを示すようにしましょう。