三味線

三味線

中国からの楽器が発展して三味線に

古代、中国からはたくさんのものが入って来ました。
文字や仏教などの無形の文化とともに、美術品や植物などの有形のものまで様々です。
その中に、いくつもの楽器が含まれています。

中国ではたくさんの楽器が開発され親しまれてきました。
そのうちの一部は日本にも伝わり浸透しましたが、最もポピュラーになったものの1つは三味線でしょう。
今日本において使われている三味線のスタイルは中国にはありませんが、この楽器の原型は中国からのものであるとされています。

日本独自の音楽や芸能文化に合わせて改良が施されて、現在の形に変化してきました。
そのため、原型は中国といえど、日本独自の楽器として大きく発展してきたのです。

幅広いシーンで用いられる三味線

三味線は様々な場面で用いられてきました。その主な利用法は、歌の伴奏という形です。
歌のスタイルも様々で、民衆に好まれたざっくばらんな曲から、貴族などが好んで聞いていた格調高いものまであります。
特に江戸時代には、民衆の中にも大きく広まり、さらなる三味線音楽の発展を見ました。

そして、三味線と切り離せないのが歌舞伎や浄瑠璃です。
こうした伝統芸能のシーンを盛り上げ、雰囲気を作り上げるのに欠かせない楽器として用いられてきました。
歌舞伎音楽というジャンルで三味線は大きな発展を遂げて、様々な節を完成させました。

もちろん、歌や芸能のバックとして用いられるだけでなく、単体の楽器として音楽を奏でるという楽しみ方もあります。
特に現代においては、クラシック音楽やロックで三味線が用いられることも出てきて、新たな世界を開いているのも特徴です。

三味線という楽器の特徴

三味線は、読んで字の如く三本の線を持つ楽器です。
あまり一般の人はこの楽器に触れる機会がありませんが、実は十数種類に分類されている、バリエーション豊かな楽器なのです。
棹の長さや胴の大きさ、材質などによって分けられていて、それぞれに音色の違い、弾き方の違いがあります。

また、三味線は他の楽器と異なって、曲ごとにチューニングを変えるという性質を持っています。
そのため、非常に幅広い音を出すことができて、単体でも大きな世界を表現することができる魅力を持っています。
弦楽器として弦を弾くだけでなく、打楽器のような使い方もすることができて、出せる音の種類にバリエーションがあります。

現在では、楽器を習うというとピアノやバイオリンなどの西洋楽器がメインですが、脈々と少数ながら三味線を伝える流れが存在しています。
時代の流れに沿って進化を続けているのも特色で、日本の文化を伝える重要な楽器として生き残り、その魅力を発信し続けていくことでしょう。